初めて送り出した卒業生
みなさんこんにちは!
今日は僕が指導者になって初めて送り出した、ある選手について書いていきます!
そうです、あの翔太くんです
本当に彼は特別な存在でそんな彼の人となりを知ってもらおうと思って今日は書き進めていこうと思います。
- 出会い
初めての出会いは、彼が中学の2年か3年のときです、僕は指導者になりたてで全く右も左もわからなかったときに出会いました。
当時いくつか店舗があるうちの一つ
そこでたまたま、彼がいるところへ僕がいくことになりました。
初めての印象はとにかく真面目
ひたすら黙々と練習していました
たまにドジなところもあり、一回それが原因で怪我もしました(笑)
- 練習環境
正直言うとイイとは言えない環境でした。
僕が行く前に、以前教えてもらっていたコーチ達が一気に違うところへといくことになり、入れ替りのタイミングで僕たちが来ました。
そして、器具も十分に揃っておらず
つり輪と平行棒はまともに練習できない、
さらにはピットもないため感覚練習も他のジュニアの子達に比べてあまりできない状況でした。
同世代の男子選手は誰もおらず、実質ひとりで精神的にもキツかったはずです。
- 一番の強み
そんな翔太の一番の武器は「やり抜く力」だと僕は思っています。
男子選手で中学最後まで続いたのは僕の知っているなかで彼だけです。
その甲斐があって、京都の名門校にはいることができました。
だいたいが小学校までで体操をやめていきますが、翔太は最後までやり抜きました。
練習環境もよくない、他の選手が辞めていく、環境的に精神的にも続けていきづらいところもあったかと思います。
そして彼はとても勉強ができました。
確か平均点は80点~90点とかだったはず
体操以外のところもしっかりとやる子でした。
そして、翔太は誰よりも謙虚でした。
他の選手は練習態度とかが悪くて注意をされることが多かったりしたのですが、彼に関しては一切見たことがありません。
ちゃんと話を聞こうとしてくれるし、挨拶も一番はじめにくる。
人によって態度を変えることはなかったし、内面的な部分で大切なところは一番あったと感じます。
そして、初めて卒業生として送別会を開き
僕が初めて送り出した選手でしたが、全然教えることができなかった、むしろ僕に教える実力がなかったのが正しいのですが、彼は最後まで謙虚でした。
進学先も決まり、一緒に審判をしたある先生がその事をとても喜んでくださったのをみて。
彼だからこそ、そうなるのだと改めて確信しました。
そして、大学はまさかの鹿屋さんと聞いたのでまた驚きの連続でした。
実は応援に全くいけてなかったので、審判で採点したり、時間や場所が合えば可能な限り応援にいきたいと思っています!
そして、このまま彼の夢が変わらず指導者になってくれるのであれば、いつか指導の話をしながらご飯でも食べたいなと思っています!