gymnasticsworksのブログ

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鹿屋体育大学出身のあん馬の名手

おはようございます!
先日鹿屋体育大学の躍進について取り上げましたが、今日は鹿屋体育大学出身のあん馬の名手を取り上げたいと思います!



毎年のようにあん馬で強い選手が出てきているのは、スゴいことであり、そこで点数を稼げるのは団体でも強みになると思います!


少しばかりですがそんな鹿屋体育大学出身のあん馬の名手をご紹介できたらと思います!



鹿屋体育大学あん馬の名手たち

1.ジュニア時代から定評のあった選手、年齢を感じさせない超人的なクオリティー



まずはこの選手から紹介したいと思います。



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伊賀大起選手(清風高校出身)

四天王寺スポーツクラブ出身の選手で四天王寺の選手の旋回は千葉選手、日高選手を初め、腰の位置というか胸で回すような、ガンバの世界を実写化したように大きく体を使った旋回をするイメージです。


個人的に縦向き旋回のときも美しい姿勢を維持することができるのがすごいと感じてみていました!





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下田代真人選手(清風高校出身)
なんと42歳にして現役、しかも2部ではなくシニアの1部選手として、活動されています!


あり得ないです、旋回のスピード感もそして質もここまで維持するには相当な練習を積んでいるのではないでしょうか?

いずれにしても続けられるだけでもすごいですが、このクオリティーを保てるのは超人的としか言えません!


2.団体の主力としても活躍した名手
と言われると小山選手などがあげられるかもしれないが、今回は違う選手を紹介します!




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長い手足を活かしたゆったりとした旋回
この選手に見覚えがある方は多いのでは?

塚元淳貴選手(れいめい高校出身)です
卒業後はタートルスポーツクラブでご活躍されています!

ミクラック【正交差跳び横移動ひねり逆交差入れ(馬端~馬端)】という日本ではあまり実施する選手がいない技を行います!

塚元選手が行うことによって、より見ごたえのある技でなっていると言えます!

そして跳馬、鉄棒で得点を稼ぎチームの入賞にも貢献してきました!





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そしてもう一人欠かせないのは
西之原佑奎選手(れいめい高校出身)です
団体では個人としても得点を稼ぎチームの躍進に貢献した選手の一人です

つり輪でも得点を稼げることから、支持系や力技もあり、腕力のある選手だったのでしょうか?



3.世界にあと一歩へと迫ったあん馬



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さぁやってまいりました、日本のあん馬と言えばまずこの選手!

杉野正尭選手(鯖江高校出身)
卒業後は徳洲会体操クラブへと進み
東京オリンピックでは、代表まで本当にあと一歩のところまで迫りました!

惜しくも代表入りを逃したものの、あん馬跳馬、鉄棒でも得点を稼ぐことができるため、団体ではこれから欠かせない存在となり、日本の救世主となれるのではないでしょうか?

杉野選手のあん馬はなんといっても、高難度の演技構成を両立できるところに凄さがあります、

D、E難度のオンパレードでフルに構成を組んだらGコンバインも入ってきます!

あの早いスピードの旋回でミスなくその構成を行えるのは杉野選手くらいなのではないでしょうか?

そして鉄棒でもG難度のマラス(バーを超えながら前方屈伸二回宙返りひねり)にもチャレンジし成功したそうです

日本で実施した例はなく、いつかみたいと思っていた幻の技なので是非とも試合で入れてほしいです!!




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そしてラストを飾るのは
市口大和選手(清風高校出身)
みてくださいこの腰のラインのまっすぐさ!

そのためか演技の出来ばえを示すEスコアが8点後半から9点を狙えるほど高いです!

普通の選手なら、セア倒立で胸が落ちたり、ショーンなど転向系で大きく腰を曲げたりとどこかで大欠点、中欠点を出したりすることもありますが

この選手の普通でないところは、それがないことです、あり得ないです絶対不可能という美しさを演技で出してしまいます!


引退したことが惜しまれますが、市口選手のあん馬の美しさは、観客の皆さんの記憶に強烈に残ったはずです


2020年と2021年の種目別あん馬を連覇しており、オリンピックに出てたら本気で金メダル取れてたんじゃないかと思っている選手です!





いかがでしたか?
今回は鹿屋体育大学の誇るあん馬の名手を取り上げましたが、まだまだ取り上げたい選手はいます!

今後の競技会での鹿屋体育大学の選手の皆さん、そして鹿屋体育大学OBの皆さんのご活躍からますます目が離せなくなりそうです!