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鹿屋体育大学はなぜ躍進できたか?(数字からの分析)

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みなさんこんばんは!
今日はコラム的な感じで最近注目しているチームである
鹿屋体育大学について書いていきたいと思います。

昨年9月に行われた全日本インカレ鹿屋体育大学は初の準優勝を成し遂げました。
さらにその勢いのまま、全日本団体選手権でも数多くのメダリストも出場する中で
4位とその存在感を存分に示してくれたかと思います。

躍進の理由は?

  1. 近年の競技会の結果
  2. 種目での分析
  3. 選手個人での分析


近年の競技会の結果

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第74回 全日本インカレ
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第73回 全日本インカレ
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第75回 全日本団体
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第73回 全日本団体


全日本インカレは初の準優勝、一昔前は日体大と順天堂の二つで上位はほぼ東の学校で占められている状態で西の中ではかなりの健闘だと思います。

さらに今年の全日本でも74回は中止のため参考になるかわかりませんが、4位と73回目よりも大きく順位を上げています。





種目での分析
種目ごとに見ていくと、あん馬に絶対的な強さがあり、とくに73回インカレから74回インカレは5点近くチーム得点があん馬だけで伸びてきており、躍進の要因の一つではないでしょうか?
今年の全日本団体でも2位と学生だけでなく日本全体で見てもその強さが際立っています。

それ以外でも今年のインカレはゆか1位とつり輪2位となり、全日本団体はゆかは11位となったものの、つり輪は3位となっており前半種目で強さをみせています。
後半の鉄棒と平行棒でポイントゲッターが加入すれば優勝できる可能性もあるのではと思っています。



それでも前半種目、3つで流れを作ることができるのは、大きなアドバンテージだと考えます。



選手個人での分析
前半種目で強さを見せていますが、ゆか、あん馬、つり輪で種目別3位以内の高得点が狙える選手がいます。

まずゆかには個人総合で安定感のある藤巻竣平選手(4)埼玉栄出身と上山 廉太郎選手(3)市立船橋出身二人が74回インカレで種目別で全体の2位と健闘上山選手はつり輪とさらに跳馬でも高得点を狙えるので、大きく底上げに貢献していると思われます。


つぎにあん馬、今年は津村涼太選手(1)暁出身が全体3位でなんと東京オリンピックの銅メダリストの萱和磨選手(現セントラル)を上回る高得点を出し、さらに昨年は杉野正尭選手(現セントラル)や市口大和選手等世界レベルの大会でもメダルを狙えるスペシャリストが毎年のようにいます。


そしてつり輪のスペシャリストの金田希一選手(2)市立船橋出身が加入したことによってその戦力に厚みが増したのではないでしょうか?

前半の種目の強さは各種目にポイントゲッターがいることが要因であるかと思われます。

そして上山選手や津村選手のように実力があれば1年生でも使ってもらえるのも大きな強みであり、各年ごとにチームをけん引できそうな選手がいることは今後も注目したいところです。




いかがでしたか?
ちなみに余談になりますが鹿屋体育大学は体育大学と名前がついていますが実は国立です。
名前だけ聞いて僕は私立と思っていましたが驚きです。


東がと強いと言われている中での鹿屋体育大学の活躍からは今後も目が離せませんね!
今後もぜひ注目してもらいたいと思います。